解説員のひとりごと

2019年9「ウマの武器

 
大型の草食動物は、それぞれ身を守るための武器(特徴)を持っています。ウシやシカの仲間は角を持っているし、ゾウは大きな体そのものが武器と言えます。
 
子どものころそんな話題を友達と話しているとき、ウマの武器は後ろ足のキックだと考えて「いまいち、インパクトがないなあ」などど思っていたのですが、大きくなってからウマにもあっと驚く特徴があることを知りました。それは「汗をかいて体を冷やすこと」だったのです。
 
角や大きな体は、“いざ”というときに戦うための武器ですが、そもそも汗により体を冷やしながら走り続けて逃げ切れば“いざ”とならない、まさに「三十六計逃げるに如かず」を自然界で体現している存在がウマだったのです。
古来、ウマは「高貴さ」「速さ」「自由」「美の象徴」などのモチーフとされているそうですが、こんな「逃げの美学」を無意識に感じ取っていたのでは?などと妄想しています。
  
副園長 やげた まこと
 
 

生物園の調査・研究・受賞

 


2006年
昆虫園研究 vol.07[足立区生物園特別展「きらわれ者のいきものたち展」について]


2007年
昆虫園研究 vol.08[アオスジアゲハにおける採卵から羽化までの飼育について]


2008年
昆虫園研究 vol.09[特別展「ハチのふしぎなせかい」について]


2009年
昆虫園研究 vol.10[足立区生物園における小学校への学習支援~出張授業の試み~]


2010年
昆虫園研究 vol.11[アゲハ類における越冬蛹への誘導方法とその活用]


2011年
昆虫園研究 vol.12[足立区生物園におけるチョウ飼育ボランティアの取り組み]


2012年
昆虫園研究 vol.13[ナミアゲハ用食草各種の実用性検証のための比較実験~寄主選好性および成長比較について~]


2013年
昆虫園研究 vol.14[生きもの伝説★ウソ!ホント!展~インタープリテーションが光る展示~]


2014年
昆虫園研究 vol.15[足立区生物園におけるツシマウラボシシジミの域外保全の協力について]
第1回淡水ガメ情報交換会[継続的な防除によるカミツキガメの成熟サイズの変動]
第62回動物園技術者研究会[乳幼児を対象としたプログラム「ちびっこプログラム」の実施状況について]
第55回教育研究会[生きものふれあいボランティアの活動状況報告]


2015年
昆虫園研究 vol.16[平成25年度特別展「むしむしガール むしボーイ」の展示について]
第56回教育研究会[足立区生物園の近隣小学校への教育普及活動]


2016年
昆虫園研究 vol.17[足立区生物園におけるツシマウラボシシジミの繁殖作業の知見と課題について]
第68回動物学会関東支部大会[足立区生物園におけるイカ解剖プログラムの効果]
日本爬虫両棲類学会第55回大会[千葉県印旛沼水系におけるカミツキガメの成長と繁殖開始年齢]
第57回JAZA教育研究会[足立区生物園における周辺の自然を活用したプログラム]
 


2017年
昆虫園研究 vol.18[モンシデムシの子育て行動の展示と飼育方法]
第8回 JAZA関東東北・北海道ブロック動物園技術者研究会[足立区生物園における「教育利用研究会」の発足]
第4回全国海洋教育サミット[足立区生物園における魚解剖プログラムの報告]
第64回JAZA全国動物園技術者研究会[小型動物の骨格標本作製とその技術の活用]
第4回淡水ガメ情報交換会[千葉県印旛沼水系におけるカミツキガメの繁殖開始年齢]
第29回JAZA両生類爬虫類会議[足立区生物園におけるニホンイシガメ生息域外保全の取り組みと現状]
第20回JAZA種保存会議[千葉県におけるニホンイシガメの域外保全]
第21回JAZA西日本動物園水族館両生類爬虫類会議[足立区生物園におけるニホンイシガメ生息域外保全の取り組み]
  


2018年
昆虫園研究 vol.19[ツシマウラボシシジミ一般公開の取り組みについて]
第30回日本動物園水族館両生爬虫類会議[足立区生物園におけるヒキガエルの繁殖調査]
第59回日本動物園水族館教育研究会[足立区生物園における教育利用研究会の取り組み]