種名 オオカマキリ
学名 Tenodera sinensis
英名 Chinese mantid
生きもの情報
林周辺の草むらなどでよく見られる、体長7~10cmほどの大型のカマキリです。草の上で待ち伏せ、近くに来た昆虫を鎌のように発達した前脚(捕獲脚)で捕まえて食べますが、昆虫だけでなく小さなヘビやカエルを捕まえることもあります。体が緑色や褐色をしているのは獲物や天敵に見つかりにくくするためだと言われています。
観察ポイント「器用な口の動きに注目!」
カマキリの動きをそっと観察していると、触角や前脚の鎌、脚先を口元へもっていき、噛むようにして汚れをとる姿が見られます。カマキリの口は、捕まえた昆虫を噛み砕いてしまうほど強い力を持っていますが、掃除をするときは自分の体を傷つけないように器用に口を動かして汚れをとります。昼間でもよく見られる行動なので、ぜひ観察してみてください。