種名 キタキチョウ
学名 Eurema mandarina
英名 Common grass yellow
生きもの情報
羽を広げると大きさ4㎝ほどになる黄色いチョウです。山地から市街地周辺まで広く生息し、春先から秋の終わりにかけて長い期間観察できます。冬は成虫のまま草かげにかくれていて、次の春になるとまた飛び回るようになります。以前は”キチョウ”とされていましたが、最近になってキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)とミナミキチョウ(南西諸島に分布)の2種に分けられました。
観察ポイント「オスとメスのちょっとした『ちがい』を見分けてみよう!」
オスもメスも黄色いキタキチョウ。しかし、よく観察してみると色の濃さにちがいがあることが分かります。オスが濃い黄色であるのに対して、メスはオスよりわずかに薄い黄色の羽を持っています。このちょっとのちがいがオスとメスを見分けるポイントの1つです。このちょっとしたちがいに気付く目を身につけると、自然の中の不思議をもっと見つけられるようになると思います。
敵から身をかくすように葉っぱのかげで交尾中
(上:オス、下:メス