種名 クロカタゾウムシ
学名 Pachyrhynchus infernalis
英名 ー
生きもの情報
クロカタゾウムシは、石垣島、西表島に生息する体長1~1.5cmほどのゾウムシです。カブトムシなどの甲虫の仲間ですが、翅がくっついているため、飛ぶことができません。
しかし、そのおかげで柔らかいお腹の部分を隙間なく覆うことができ、硬い体で身を守っています。
その硬さは、鳥に食べられてもゾウムシが消化されずに出てくるといった噂があるほどです。そのため、「日本で一番硬い昆虫」として知られています。
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観察ポイント「足の裏の秘密」
クロカタゾウムシの体は全身真っ黒ですが、足の裏だけは茶色をしています。この茶色の部分は細かい毛が集まったもので、この毛があることでガラスのようなつるつるした場所も自由に歩けます。
クロカタゾウムシが展示ケースの壁面を歩いているときが観察のチャンスです。ぜひ観察してみてください。
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腹側からの写真
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足の裏の拡大写真