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生物全般に関する質問

 

捕まえ方・飼い方

Q: スズムシがふ化しました。幼虫のエサは何をあげたらいいですか?

A: ナスと煮干しをあげてください。一令幼虫でも成虫と同じエサを与えます。ナスと煮干しを水槽(飼育ケース)の中央に置いてください。エサの交換は、2~3日おきにしてください。煮干しはカビが発生しなければ、そのまま取り替えなくてもだいじょうぶです。なお、幼虫に霧を吹くときに、煮干しにかからないように気をつけてください。
 

Q: カブトムシのエサは何をあげたらいいですか?

A: 幼虫の時は腐葉土です。幼虫がだんだん大きくなると容器の腐葉土が少なくなるので、足してください(はじめに腐葉土を入れた高さまで)。適度な湿度をもたせるため、時々腐葉土に霧をかけてください。成虫の時は、昆虫ゼリー、桃、糖蜜などをあげます。
 

Q: どうしたらカブトムシを増やせますか?

A: オスとメスのカブトムシ成虫を用意します。横幅が30cm位の容器の中に、成虫がかくれるぐらいの高さ(約20cm)まで腐葉土をしき、オスとメスを一緒に入れます。うまくいけば産卵をし、20日以上過ぎると、容器の下の方に小さな幼虫が見られます。
 

Q: 秋に飼っていたアゲハチョウが冬なのに羽化してしまいました。どうしたらいいですか?

A: 外に出しても寒くて動けないし、食べ物がないので、屋内で飼ってください。
餌は、蜂蜜を10%(又はスポーツドリンクを2倍)にうすめたものをスポンジやティッシュに含ませて与えます。蝶の羽をたたんで持ち、口吻(ストロー)を楊枝などで伸ばして先端を餌につけると自分から飲み出します。
 

Q: 育てていた蛹(さなぎ)が枝から落ちてしまいました。どうしたらよいですか?

A: 枝や割りばしにセロテープでとめてあげましょう。針金で輪をつくり、いれてもOKです。いずれも、蛹から出てきた時に羽根を伸ばす充分なスペースを確保してあげましょう。
 

Q: 飼育している幼虫を動かす時に注意することはありますか?

A: なるべく直接手で触らないようにしましょう。葉や枝にのせたまま移動させます。また、葉の上にのっていない場合などは、ぬらした筆で幼虫のお尻を軽くなでると、いやがって、前に歩き出しますので、幼虫の手前に葉や枝、紙などを置いておき、そのにのったら移動させましょう。
 

Q: カニの簡単な飼育方法を教えて?

A: 昆虫ケースやプラスチックの水槽に深さ5~10cm程度(カニの頭が出るくらい)の水を入れ、底に砂を斜めに敷いて水と陸の部分をつくります。水道水は半日ほど日光にさらしましょう。これに大きい石と小さい石を数個入れて、隠れ家をつくってやります。エサは干した小魚や生の魚、貝の肉、うどん、ご飯粒、野菜などをやり、食べ残しやフンは取り除き、砂は1週間に一度くらい洗ってきれいにしてあげるとよいでしょう。
 

生態

Q: 自然のホタルはいつ頃見ることができますか?

A: 桜前線のように九州地方から徐々に北へ発生の時期が移動します。ゲンジボタルの場合、九州地方は5月上旬、南関東地方は5月下旬になると見られるようになります。関東地方の発生のピークは6月中旬頃です。また、関東地方でヘイケボタルを見ることができるのは7月~8月までです。
 

Q: ベランダの鉢植えについていたチョウの幼虫がいつのまにかいなくなってしまいました。どうしたのでしょう?

A: 原因はいくつか想像できます。
1.サナギになる時に、目立たない場所へ長距離移動することがあるので、 軒下や物陰でサナギになっているかもしれません。 
2.幼虫が大きくなると、大量に葉を食べるので、食べ物が足りなくなって探しに行ってしまったのかもしれません。(残った葉は充分にあるか確認しましょう)
3.野鳥が食べてしまったのかもしれません。
 

Q: モンシロチョウの蛹がやぶれて小さな米粒のようなものが出てきました。それは何ですか?アオムシの体から別の小さなムシがうじゃうじゃ出てきました。それは何ですか?

A: 寄生バチや寄生バエでしょう。生物園ではアオムシコマユバチによる害が最も多いです。特に、屋外で採集してきたアオムシは寄生されている可能性がかなり高いようです。
 

Q: ピラルクーって、ほんとに4m50cmのものがいるの?

A: ピラルクーは熱帯のジャングルのような餌が豊富で自然環境のよいところでは大きく成長し、これまで最大で4m50cmの大きさのものがギネスブックに記録されています。しかし、現在では食料として乱獲され、ほとんどが2~3mの大きさのものしか捕れないようです。また、水族館などのように限られた大きさの水槽で飼われているものは成長限度があるようです。
 

Q: ザリガニはどうして体が赤いの? また、違う色のものもいるの?

A: ザリガニの赤い色はエサに含まれるカロチン色素によるものといわれています。従って、カロチン色素が少ないと青い色の体になります。また、池や用水路で見かける「アメリカザリガニ」は、小さいうちは灰色がかった目立たない色をしています。敵から身を守る保護色の意味合いも? 外国産の「ヤビー」や「レッドクロウ」というザリガニは、青や緑色をしています。