解説員のひとりごと
2024年12月「てぶくろ」
寒くなると手が冷えないようにつける手袋ですが、時々昔読んだ絵本「てぶくろ」を思い出します。
おじいさんが落とした手袋の中に、ネズミやカエル、ウサギやキツネと…次から次へと動物が入っていくのです。
「絶対そんなに入らないだろう」と子どもながらに不思議な手袋だなと思いました。
調べたらウクライナの民話のようで、遠い国のキツネやイノシシも日本と同じ種類なのでしょうか?
冬になり生きものたちの姿は見つけづらくなりましたが、どこかで隠れて春を待っています。落ち葉などをひっくり返して探してみてください。もし見つけたら、寒くないよう元の状態に戻してあげてくださいね。
解説員 いとう なおや