解説員のひとりごと
2019年8月「日本海の思い出」
新潟出身の私が子どもの頃、海水浴で水に触れるにはあっつあつの砂浜をダッシュしていた記憶があります。大人になってわかったのですが、新潟の海には潮の満ち引きがほとんどないのです。海水が満ちてこない砂浜は一日中日光で温められ、(子どもの感覚で)灼熱となります。
干潟や潮だまりが出来にくいため、ゆっくりと海の生きものを観察したい時は箱眼鏡やシュノーケルを用意。太平洋側のような「気づいたら潮が満ちてきた!」なんて心配はないので、思いっきり海に近づいて潜っていました。帰り道は沈む夕日を眺めながら。皆さんも生まれ育った地域の楽しみを探してみてください。
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解説員 にしやま まき