解説員のひとりごと
2020年3月「植物だって生きている」
今年になって動物の飼育から植物の管理の担当になりました。当たり前のことですが「植物も生きているんだなあ」としみじみ思うようになりました。植物の種類にもよりますが、意外と繊細できちんと管理しないと弱ってしまうものがあります。動物の飼育においての水の交換が植物への給水、給餌が肥料を与えることになるでしょうか。
日々世話をしていると、植物も様々な工夫をしているんだなと感じます。例えば、ヌスビトハギは遠くへ種を送り出す工夫として、種の表面に小さなかぎ状の毛を生やして動物などにくっつきやすくしています。植物の世界も動物たちと密接に関わっていて、奥深いなあと日々感心させられます。
健気に頑張って生きている植物たちを観察すると、様々な生き方が見えて面白いです。
うめざき みほ