解説員のひとりごと

2021年7月「休園期間にできた宝物

 
 
2021年を迎えてすぐ、再び生物園は長い休園に入ってしまいました。来園者の方々に会えないのはとても残念ですが、たっぷり飼育作業をできるチャンスだとポジティブに捉えることにしました。
そこで、今までより少しでも動物たちが快適に過ごせるように飼育環境を整えました。モルモットが暮らすスペースをより広くして、落ち着けるように隠れ場所もたくさん作りました。ヤギやヒツジが体を掻けるように、体掻き場も作りました。チンチラの展示場では、今までより多くの個体を展示できるように改修をしています。
これらは一緒に働いている仲間たちと協力して作り上げたものです。試行錯誤したり、完成した達成感を一緒に感じたり、動物たちの反応に一喜一憂したり…。
そんな一つ一つの瞬間が私にとって大切な宝物となりました。
 
まさいわ あゆみ