解説員のひとりごと
2022年1月「独特で魅力的なチョウの幼虫」
生物園でたくさん飼育しているチョウの幼虫たち。
いろいろな種類を飼育しているからこそ、わかる幼虫の魅力があります。
特に私がそう思うチョウの幼虫は「コミスジ」です。
コミスジは敵に見つからないために、
ワザと葉の先端を食べて茶色くなった場所を作り、
さらに体色まで茶色にして身を隠すという独特な戦略を持っています。
生き残るためには、自らも工夫をし生きる。
そんな生存戦略を持つコミスジに私は一番惹かれています。
解説員 いいじま なおこ
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葉を食べている様子
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葉の先端を食べて茶色になった様子