解説員のひとりごと
2020年7月「足元にいる生きものたち」
夏になるとセミの鳴き声が気になって、目線が上に向きがちですが、ふと足元を見てみると、こちらにも一生懸命に生きている生きものがいるのです。
元渕江公園の土の上に、とても小さな団子状の粒が点々と置いてあることがあります。
実はこれ、ミミズのフン!
ミミズは土を食べ、有機物や微生物を体に吸収し、残りは粒状のフンとして体から出します。そっと動かしてみると地面にはミミズが通れるだけの小さな穴があいています。この地面の下にはどれくらいの長さのミミズの通り道があるのだろう…そう考えるととてもワクワクしてきます。
かねさき あやこ