解説員のひとりごと
2020年11月「アマモの謎を解き明かす」
生物園で展示している海草の一種アマモ。実は他の水族館でも展示が難しい飼育員泣かせの植物として有名です。うまくいかない時はすぐに枯れてしまうので、定期的に植え替えることも。
生物園では生きものの浄化能力に注目し、様々な生きものを導入して実験を行ったところ、ゴカイを入れた時に約2年間 植え替えせずに展示が出来ました。現在もアマモの飼育にどんな生きものが必要なのか、ひとつひとつ試しながら記録しています。
地道な研究なのですぐに結果が出るとは限りませんが、アマモの青々とした草原で小魚が群れ泳ぐ風景を再現するため、今日も挑戦を続けています。
解説員 うながみ ともお