解説員のひとりごと
2023年1月「ミルワームで標本作り!」
生物園では、チャイロコメノゴミムシダマシを飼育しています。幼虫を色々な生きものの餌に使用しており、ミルワームとも呼ばれています。
ミルワームには、ふすまや野菜、煮干しを与えています。煮干しを与えていて気づいたのですが骨を残して食べていました。これを見て骨格標本を作れるのではと思い、死んでしまったニホンヤモリで試してみました。体が大きいミルワームは、小骨も食べてしまうので、定期的に小さな幼虫に取り換えるなど工夫をしてみたり、仕上げの工程は骨格標本に詳しい先輩にアドバイスをいただいたりしながら行いました。自分でふと気づいたことから、実際に標本作りを行えたことはとても貴重な体験になりました。
解説員 なかむら れいこ
煮干しの骨格
ニホンヤモリの骨格標本